キャンドルは自らを犠牲にして回りを明るくすることから、「献身的な愛・無償の愛」の象徴です。キャンドルの火は生命誕生の意味もあり、会場を暗くし静寂の中で炎を灯すキャンドルサービスは新しい家族誕生の演出にピッタリ。またキャンドルの炎は尊く闇や悪霊を払い、聖なる天使を呼ぶという言い伝えもあります。ふたりがテーブルを回りキャンドルに点火するのは「ふたりのために参列して頂いたゲストの幸せを願って」の意味なのです。たくさんの祝福を受けてメインキャンドルに点灯し永遠の愛を誓うという現在のスタイルになりました。
最近人気のキャンドルリレーは、新郎新婦がそれぞれ小さなキャンドルを持ちゲストのキャンドルに灯りをリレーしていく演出です。新郎新婦のキャンドルは2人自身を意味し、ゲスト用キャンドルはふたりの歩いてきた歴史。そしてキャンドルが紡ぐ灯りの道が意味するのは、今まで別々に歩んできた二人の道。全てのキャンドルに灯りが点火されることで「別々だった道がひとつになること」を意味します。
欧米では「キャンドルの数だけ天使が舞い降り、幸せになれる」という言い伝えがあり、火は古くから神の使いと尊ばれ、その火をそっと吹き消すことは願い事を叶え封じこめるといった素敵な意味があると言われてます。
キャンドルに込められた素敵な意味。演出に取り入れたくなりますね。