ゲストが見守る中、祭壇の前で永遠の愛を誓い合い、愛する二人が夫婦となる為の挙式。古くから行われてきたキリスト教の教会式には、たくさんの伝統的で神聖な動作があって、実はこれらには深い意味が含まれています。
挙式の時、プランナーさんに言われるがままに流れ作業で動作を行うより、一つ一つの意味を噛みしめて行うとより二人の愛が確かなものになるはず!
ヴァージンロードの意味
教会のヴァージンロードは花嫁の汚れ無い純潔さを象徴しており「花嫁の人生」を表す神聖な道。花嫁がお父さんと歩む一歩一歩は今まで過ごしてきた一年一年を思いだしながら歩み、新郎に父親から手渡しの場面は今日を意味しています。生まれて、時を経て新郎と出会い、新郎と未来を歩いていくという事を意味するのがヴァージンロードです。
ベールダウンの意味
挙式の最初のセレモニーと言えば「これから始まる長い人生に幸あれ」の願いを込めお母さんがそっとベールを下すベールダウンの儀式。花嫁のベールには魔よけの役割があり、悪魔から身を守ると言う意味とお母さんからの最後の身支度の意味が込められています。ベールダウンで生まれる前のお母さんのおなかの中に戻り「教会の扉が開く瞬間=誕生」の意味もある素敵な儀式です。
ベールアップの意味
花嫁の母が行うベールダウンには魔よけの意味がありますが、新郎が行うベールアップには、その魔よけ「壁」を取り払い、二人の間にはもう隔てるものはない—ということを表します。そして花嫁が纏っていた魔よけを取り払った新郎は、これからは僕があなたを守りますという意思を持つとされてます。
誓いのキス
誓いのキスをする前に誓いの言葉を言うはずです。
生涯に渡って人生を共にし、愛し合うという誓いの言葉を発した口に、封をするのが誓いのキスです。
「約束をした口に封をする」という意味を知っていたら、やはり口にキスをしたくなりますよね♡
指輪交換の意味
結婚指輪を、左手の薬指にはめるのにも理由があります。
古代ギリシャで左手の薬指には「人間の感情をつかさどる場所・心臓」に繋がる血管があるとされていました。
そんな感情をつかさどる心臓に繋がる場所に夫婦の誓いである結婚指輪をすることでどんな時も相手のことを忘れないように—との意味が込められています。
何千年も昔から伝わる挙式の儀式の中には、とても素敵な深い意味がたくさん込められています。
挙式の時間。ひとつひとつの動作に意味を込めて、ひとつひとつを噛みしめながら、固い夫婦の誓いを交わしてください♡