友人や職場の人の結婚が決まり、結婚祝いを贈りたいときに気になるのが
“渡すタイミング”。
「結婚式の前?後?」「入籍のみの場合は?」など、
カップルによって状況が異なるため、
いつ・どのタイミングで贈ればいいのか迷う人も多いのでは?
そこで今回は、結婚祝いを贈るタイミングについて、共通マナーはもちろん、
結婚式する・しない、参列する・しないのケース別にご紹介します。
渡し方のマナーも併せてチェック!
結婚祝いを渡すタイミング
【時期】
●結婚祝いは、結婚式の前後1カ月~2カ月以内、
または結婚報告を受けてから1カ月以内がベスト。
結婚式をするかしないか、列席するかしないかでも異なります。いずれにせよ、
間延びしないタイミングに贈りましょう。
●お祝いごとなので、六輝が仏滅や赤口の日はできるだけ避けましょう。
オススメは
“縁起のよい日”とされる、「六輝」の大安や先勝などの吉日の午前中です。
●配送する場合、長期不在の新婚旅行中は避けましょう。
事前に日程を聞いておくと安心です。
【渡し方】
●結婚祝いの渡し方は、ギフト・現金(ご祝儀)ともに手渡しでも配送でもOK。
ただし、手渡しでギフトを贈る場合、重たいものは持ち帰りが
負担になるので配送を手配した方が親切です。
●配送の場合、結婚前後に引越しをするカップルが多いので、
事前に住所と引越しの日を確認してから、引越し先に送るようにしましょう。
結婚式に参列する・しない別のタイミングと渡し方
結婚祝いを贈るタイミングで目安になるのが、新郎新婦が結婚式を挙げるかどうか。
結婚式を挙げる場合でも、参列するかしないかで異なるため、
まずはそのタイミングの違いをご説明します。
イ.【結婚式をする場合】
イ-1/結婚式に参列する場合
●時期:結婚式の招待状が届いてから(=結婚式の1~2カ月前)
結婚式に参列する場合、結婚式ではご祝儀を用意しますが、
もし別で何か結婚祝いを贈りたいのならば招待状が届いてからにしましょう。
自宅に伺って手渡しするのがベスト。手渡しが難しい場合は郵送でもOKです。
最近は新郎新婦が忙しく自宅に居ないことが多いなどの理由から、
新郎新婦側は自宅まで手渡ししてもらうことは
あまりマナーとして気にしないケースがほとんど。
●渡し方:ご祝儀を渡す場合は、結婚式当日に受付に預ければOK。
ただし、プレゼントを贈る場合は、結婚式当日はNGです。
新郎新婦は結婚式の前後で宿泊していたり、式の準備などで朝早く
動き回っていることが多く、荷物が増えたりふたりを呼び立てるようなことに
ならないよう配慮しましょう。
また、結婚式後に配送する場合にはハネムーンの予定を確認しておくと安心です。
イ-2/結婚式に招待されたが欠席する場合
●時期:結婚式の1~2カ月前。結婚式の前までに渡そう。
結婚式に招待されたが、やむを得ない事情で欠席するケースもありますよね。
そのときは、ふたりが既に入籍している・していないに関わらず、
結婚祝い(ご祝儀含む)を贈るタイミングは結婚式の1~2カ月前がベスト。
なお、結婚式に招待されていない場合は、結婚式が終わって1カ月以内がマナーです。
詳細は下の「イ-3」をチェックして。
●渡し方:結婚式までに新郎新婦と会う予定があればそのタイミングで、
もし会う予定がなければ配送でもOKです。
ただし、配送でご祝儀(現金)を贈る場合は現金書留で送るがマストです。
ご祝儀は手渡し・郵送どちらの場合も
紅白の結び切りの水引がついたのし袋に入れて贈ります。
表書きは濃墨の毛筆(筆ペンでも可)で「結び切り」の水引ののし袋に
「御結婚御祝」「ご結婚お祝」「ご結婚祝い」「寿」「御歓び」などを書きます。
手渡しする場合は慶事にふさわしい赤やピンクなどの暖色系の袱紗に入れて持ち運び、
新郎新婦の目の前で袱紗を開けて渡すようにしましょう。
また、郵送の場合は現金書留で送ります。
結婚式に参列できないお詫びとお祝いのメッセージも添えておくとより丁寧です。
イ-3/結婚式に招待されていない場合
●時期:結婚式が終わって1カ月以内
結婚式の前に結婚祝いを贈ってしまうと、
新郎新婦が招待していないことを気にしてしまう可能性があります。
結婚式に招待されていない場合は、式後1カ月以内に届くよう手配するのがスマートです。
●渡し方:結婚式後1カ月以内に新郎新婦と会う予定があれば
そのタイミングで持参するのがベスト。
もし早々に会う予定がなければ配送でもOKです。
ご祝儀(現金)を贈る場合は現金書留で贈るのがマストですが、
ハネムーンに出かけている可能性もあるので事前に
タイミングを確認しておくと安心です。
なお、品には結婚のお祝いのメッセージをひとこと添えておくだけで、
より丁寧で心のこもった贈り物に。
ロ.【結婚式をしない・未定の場合】
●時期:結婚報告を受けてから1カ月以内
結婚式をしない新郎新婦への結婚祝いは、
原則的に本人から結婚報告を受けた場合のみお祝いを送ります。
人からの噂話や聞き伝えだと情報に誤りがある場合もあるので注意が必要です。
また、贈るタイミングは報告を受けてから1カ月以内が基本。
お祝いごとなので早めの手配がベターです。
●渡し方:結婚報告を受けてから1カ月以内に新郎新婦と会う予定があれば、
そのタイミングでお祝いを渡すのがベスト。
もし予定がなければ配送でもOKです。
ご祝儀の場合は現金書留で贈るようにしましょう。
現金書留やお祝いの品を配送する場合には、
メッセージをひとこと添えて祝福の気持ちも一緒に伝えておくとより丁寧です。
まとめ
結婚祝いを贈るタイミングやマナーについて、いかがでしたか。
結婚式の有無や参列する・しないによって多少の違いはありますが、
何より大切なのは新郎新婦を祝福する気持ちがちゃんと相手に伝わること。
基本的なルールをしっかりおさえて、新郎新婦の門出を
晴れやかに祝福してあげてくださいね!