「ファーストバイト」はケーキカットの後で新郎新婦が切り分けたケーキの一切れを、お互いに食べさせあって二人の愛情の深さを演出することをいいます。
クリームだらけの新郎の口元をそっと新婦が拭く微笑ましいシーンがありますが、実はあの一口に幸せな結婚生活に欠かせないある約束が結ばれているのはご存知ですか?
ファーストバイトの意味って?
披露宴の演出で新郎新婦のケーキカットは「初めての共同作業」として知られてます。
列席の皆さんがシャッターチャンスとしてとっても盛り上がっていますよね。
その後にケーキを新郎新婦がお互いに食べさせ合う「ファーストバイト」
「バイト」とは英語で「かじる(bite)」という意味で、家族になってからの最初のシェアリングセレモニーとも言われます。
ファーストバイトに込められた思い
まずは新郎から新婦への一口ですが「一生食べる物には困らせないようにします」という意味です。やはり結婚の一番の条件“安定した暮らし”これに尽きるのでしょうか。
そして新婦から新郎へ一口は「一生美味しいお料理を食べさせます」 という意味が込められているそうです。これからも美味しい料理をたくさん作ってあげるなんて、何とも新妻らしい約束ですね。
よく新郎が口いっぱいにケーキを含んでとっても楽しい場面がありますがこれにも意味があります。
「ケーキをきれいに食べた方が夫婦生活の主導権を握る」という意味です。
どのファーストバイトも新婦の方がきれいに食べてるイメージがありますね。
そしてファーストバイトに込められたもうひとつの意味が「ケーキの大きさは愛情の大きさに比例する」 というもの。
特に新婦から新郎への一口は、しゃもじや大きめのスプーン、おもちゃのシャベルなどそれぞれに工夫を凝らしてユニークなバイトをするカップルもいるようです。
贈られた愛情は残さず頂くという趣旨のもと、必死でケーキを口に押し込まれる?姿は今や披露宴の定番となりました。
他にも最近では
今までに愛情いっぱいで育ててくれた両親に、感謝を込めて新郎新婦からケーキを口に運ぶ「サンキューバイト」
親友や職場の仲間などでもOK!もしも二人の恋のキューピッド役を務めてくれたカップルがいたら、是非取り入れてみたいですね。
サンキューバイトのお返しで、ご両親から新郎新婦に”養い収め”としてお二人の口に運ぶ「ラストバイト」があります。
今まで育ててくれた両親やお世話になった友達への感謝の気持ちを込めて、三つのバイトで会場も感動に包まれること間違いなし!
招く側も招かれる側も見た目の華やかさや楽しさだけではない本当の意味を知って、かけがえのない時間を過ごしたいですね。