仏壇参りってどんなふうにするの?

今も残る北陸の婚礼文化、今回は「仏壇参り」って聞いたことあるけど実際どうやってするの?のギモンにお答えします!

仏壇参りとは?

そもそも仏壇参りという言葉をご存知でしょうか。
現代では結婚式と披露宴を同じ会場で行うスタイルが一般的になっていますので、花嫁の支度も会場で行うことが当たり前になっていますよね。
しかし伝統を重んじる地域では今でも、結婚式の前に花嫁衣裳に着替え嫁ぎ先の仏壇にお参りしてから出発することがあります。
“これから宜しくお願いします”という家族の一員になる報告をご先祖にする儀式が仏壇参りなのです。

どんな流れでするの?

花嫁が色打掛で自宅を出発

婚家の玄関で「お水合わせ」の儀を行う

控え室で白無垢に着替え後、お手引きに引かれ、仏間へ

花嫁のれんをくぐり「仏壇参り」を行う

色打掛けに着替え直し、式場へ

この一連の流れを終えて式場へ向かう準備が整います。お参りの参列者や、儀式の行い方は、北陸でも地方によってかなり異なりますので、婚家にて確認が必要です。

全国でも北陸は「家」と「家」の絆を大切にしている地域です。その心の表れがこのような風習となったのでしょう。儀式は形ですが、こうして意味などを知ると更に結婚式が素敵なものとなりますね!